エルサルバドル 万が一事故にあったら

エルサルバドル

エルサルバドル滞在中、運転していた際に信号無視をしてきた車両とぶつかりました。ご自身で運転予定の方のご参考となればと思い、体験を共有します。

目次

エルサルの交通事情

 エルサルバドルは右側通行で車は基本左ハンドルです。日本では右折時に注意が必要ですがエルサルでは左折時に注意が必要です。信号機も設置されておりますが、Redondel(レドンデル)と現地では読んでいるラウンドアバウト(欧州でもよく見られます)が多数あります。エルサルは交通量が多いのでこのレドンデルに入るのもでるのも大変、渋滞も頻発します。
 また、主要道路は基本的に整っているものの、少し脇道には車輪がはまるレベルの穴があり、それをよけながら運転します。さながらカーレースのゲームのような感覚です。

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交差点にあるレドンデル

車で取引先に向かう途中

 取引先へ自家用車で向かっていました。すでに数か月の滞在でしたので運転にもなれ、現地のドライバーなみにわずかな隙間をみつけてレドンデルの目的の車線に入ったり、穴の場所をだいたい把握して、要所要所でスピードをコントロールしながら運転できるようになってきました。
 エルサルバドルは朝が早いのでその日の打ち合わせは朝8時、朝6時に家を出てスマホのナビ*にしたがって最短時間でつくようにオフィスに向かいます。

*エルサルバドルではGoogle mapは一方通行や通行止めを反映しきれていないため、カーナビはwazeを使いましょう。https://www.waze.com/es-419/waze/

「今日は工事があって、いつもと違う道を案内してるな。それでも今日はすいているほうだ」

 エルサルは激しい交通渋滞がラッシュ時にはおこるのでですがこの日はスムーズに進みます。

信号待ちをしていざ左折

 エルサルには珍しい信号のある交差点で赤信号のため停車します。その時間を利用してSportifyを操作し、当時はまっていたウルグアイのアーティストの曲を流して信号が変わるのを待っていました。

Spotify Embed

 お気に入りの曲を口ずさみながら、信号が変わったため、前の車についで左折をしたところ。

ぷぉーーーっっ!

クラクションが右手前方から聞こえ、ふと見ると信号無視(気づかなかったのか?)した車が突っ込んできます。

「あっこれはやばい…」

思ったと同時に愛車の右側面部に車が衝突しました。

幸いにもお互い十分に減速できていたため、ケガはありません。
車をわきに寄せて、互いの無事を確認。警察をよんだり保険会社をよんだりしないといけません。

エルサルの保険

 エルサルの保険はエージェントによって大きく質がことなります。というのもその会社の担当者どうしが現場検証に立ち合い、警察とのやりとりにも一部加わり、負担割合をきめていくのです。
 落ち着きを取り戻し、保険会社の電話番号を見つけ、連絡をしたところ10分ほどで到着。事情を話します。順番的には保険会社→警察がよいかと思います。保険会社から警察を呼んでもくれます。
 
「しまった…」

 中古で買った車にはドライブレコーダーが設置されているのですが前のオーナーは記録媒体のSDカードを残しておらず、信号無視の証拠がありません。ただあきらかに先方の信号無視であったため、大丈夫だろうと思いながら警察を待ちます。

警察到着

 30分ほど待ったところ警察が到着、互いに事情聴取をしていきます。先方の信号無視を説明していると。

「うーん確かに信号無視かもしれないね、レコーダーある?」

「録画してませんが信号変わって左折した2台目でもあることも一つの状況証拠となるのではないでしょうか?」

すると警察の方が
「まっすぐ優先だからねぇ」

わたしは耳を疑いました。信号無視だけど直進優先ってどういうこっちゃ!

話を続けていくとようやく
「この状況だと信号無視したとみられるね。」
よしよし、やっとわかってくれた、内心そう思いました。

「んじゃ、割合は50:50かな」

・・・・・えーーー!
信号無視した車両と5分5分なの?!!

しかしこれ以上の議論の余地はなさそうです。

保険会社とのやりとりふたたび

 ひととり済んだところで保険会社の担当者とまた話します。
「うちの保険でカバーできるから、責任の割合とかはおいといて、もう決着つけたほうが楽かもですよ。」

確かに、お互い怪我無く、車の修理費用もお互い自分の保険でカバーできるならこれ以上話す必要ないかな。そう思い、そちらで話がつきました。

「保証には2種類のことを選択できます」
彼の説明に耳を傾けます。

「①車を修理する、②修理代の見積もりをしてその分を現金でもらう」
なんと修理しないでその分を現金でもらうこともできます。

 とりあえず修理の見積もりを聞いてからきめることに。事故相手のドライバーとお互いの無事を確認し、挨拶してお別れし、そのままの車で取引先へ、時間にはぎりぎり間に合いました。

おわりに

 動いている車同士の事故でどちらかが100%悪いことはありえません。私自身も注意すべきことがあったと反省しています。今回は誰にもけががなくて本当にほっとしています。今後も運転をしていきますが十分に気を付けたいと思います。

緊急時に備えて連絡手段は常に確保しておく必要がありますね

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