アマゾン3泊4日、オールインクルーシブ(送迎、宿泊、3食、ツアー込)に参加しました。内容は次の通り本記事では3日目のクレイリックを紹介します。
1日目 空港迎え ボートでロッジに到着 ジップライン・ワニ探しツアー
2日目 サンドバル湖 ナイトウォーク
3日目 クレイリック ピラニア釣り 先住民の家訪問
4日目 ジャングル散歩 空港送り
泥をなめる(クレイリック)野生のコンゴウインコ
アマゾンのインコたちは毒性の強い植物の実を食べた後、毒素を中和するために解毒作用のある泥を毎日食べる習慣があります。これをクレイリック(CLAY LICK)といいます。パロットクレイリックはペルーやエクアドルのアマゾン源流域に点在する、カラフルな野生のコンゴウインコのことです。
コンゴウインコとは
熱帯の鳥を象徴する華麗で光沢のある美しい羽を金剛石(ダイヤモンド)になぞらえて、コンゴウインコと呼ばれています。大きい種では頭から尾の先までの全長が1mにもなる世界最大のインコ類で、アマゾン川流域が発祥の地といわれています。
大きな嘴はヤシの堅い実を噛み砕くことができ、その他様々な木の実、種子、果実類や木の芽などを食べます。他のインコ類と同じように、つがいを核とした群れ生活を営み、時には100羽以上の壮観な群れをつくって、ねぐらと採食場を移動します。
高木の地上15~20mの高さにある樹洞に営巣し、つがいで子育てをします。飼育下では90歳くらいまで生きるほどの長生きで、飼い鳥としても好まれ、ペット用のヒナの採集や熱帯雨林の減少のために絶滅が危惧される 種も多くあります。
大アマゾン展|TBSテレビ東京・上野、国立科学博物館で開催する「大アマゾン展」の公式サイトです。会期は2015年3月14日(土)〜6月14日(日)でwww.tbs.co.jp
クレイリックをボートから観察する
ボートの上から静かに近づき、観察します。双眼鏡はツアーのガイドが貸してくれました。敵の多いアマゾンに生息しておりますので、風景と溶け込んでいますが、飛び立つときは打って変わって色鮮やかな色を見せてくれます。
朝食前の朝4:30に出発 アマゾン川の朝焼けも満喫
クレイリックを観察するには早朝が最適とのことで朝4時半にロッジを出発しました。アマゾン川で迎える日の出は格別、1時間半くらいのルートでしたがあっというまに感じました。
ガイドとボートのキャプテンが観察ポイントを探し船を近すぎず、遠すぎないところに止めます(実際は流れに合わせて絶妙にエンジンを調整して動かないようにしてくれます。)
観賞用や旅行客向けに飼いならされたコンゴウインコは中南米で多く見れますが、野生の群れには圧巻されます。
帰りがけにナマケモノも
鑑賞後、ふとガイドがキャプテンに指示を出し、岸に近づいてきます。なんと野生のナマケモノを発見したとのこと。プエルトマルドナドではよく見かけるようです。
ナマケモノはコンゴウインコと違ってほとんど動かないので一度見つければじっくり観察できます。といってもほとんど動かないので観察していても飽きますが。
ナマケモノが地上に降りるのは数週間に一回の排泄(うんこ)のときのみ。木の上り下りはエネルギーを使う上、地上は危険がいっぱい。命がけでうんちをするようです。
ナマケモノ、危険なトイレ旅の見返りはミツユビナマケモノは名前に違わぬなまけ者で、彼らの住処である樹冠部から降りてくるのは3週間に一度のトイレの時だけだ。natgeo.nikkeibp.co.jp
朝7時にはロッジに戻り、少し休んで朝食をとりました。充実した一日のスタートです。
おわりに
ペルー・アマゾンのプエルトマルドナド側に行くのであれば、サンドバル湖とクレイリックは必ず押さえたいポイントです。1泊2日で両方楽しむプランもありますので予算や日程に合わせて過ごすとよいかと思います。
コンゴウインコのフォトブックです。野鳥をうまく写真に収める人、尊敬します。
コメント