アマゾン川はブラジル・ペルー・ボリビア・コロンビアなどを流れ、流量は世界で最も多く地球上の淡水の15%を占めています。ペルーにおいては熱帯雨林地域であるアマゾン地域が国土の半分を占めており日本の国土の1.7倍と広大な自然を有しています。
観光のベストシーズンはいつか
アマゾン川クルーズに関しては乾季にあたる5月から6月、および10月から11月がアマゾン川クルーズのベストシーズンとされています。 この期間は降雨が少なく、川の水位が安定するため、ジャングル内のトレッキングや動物観察がしやすくなります。 特に5月から6月は、野生動物の活発な行動が観察できるため人気とのこと。とはいえ私は雨季の初めの12月後半に行きましたが、初日は雨だったものの残りの日は快晴でまた雨季ならではの景色も楽しめてよかったです。1月中旬以降～2月は雨がすごいのでおすすめはしません。
ペルー・アマゾンの特徴はマチュピチュやクスコとセットで周りやすい
アマゾンのジャングルに行ってみたいと思った際に、ブラジル、ペルー、ボリビア、コロンビアあたりが選択肢になるかと思います。その中でも治安や周辺の観光を考えるとアマゾンの63%を占めるブラジルか物価の安いペルーが有力な候補になります。
ペルー・アマゾンの特徴としては比較的物価の安いこと、マチュピチュやクスコなどのインカ帝国関連の観光地とセットでまわれることが強みでしょうか。また、ペルーの伝統的なセレモニーであるアヤワスカも体験できます。また特にペルー側のアマゾン観光の拠点であるイキトスは観光地として力を入れており、清潔なホテルも多数あります。
ペルー・アマゾンのオプションは「イキトス」か「プエルト・マルドナド」
アマゾン地域へは基本飛行機で行くことになります（ハンモック船でエクアドルからイキトスも行けますが時間がかかる）。首都リマやクスコから頻繁にフライトがあるのは「イキトス」と「プエルト・マルドナド」の二か所。ペルー側ではどちらかがおすすめです。
イキトス側は観光に力を入れており、なんとヒルトン系列の高級ホテルもあります。ボリビアから欧米の観光客も多く、英語で問題なくコミュニケーションできます。ツアー会社も多くにぎやかな街です。
ボートで川に出るとアマゾンの大自然に圧倒されます。観光地化されすぎ、野生動物を飼いならしている場所もあります。そのため、必ず動物には会えますが。
他方、プエルトマルドナドは観光地としてはまだまだ発展途上という形。イキトスよりは洗練されておりませんが素朴な街です。ここからは船で一時間ほどいけばロッジや集落がぽつぽつと並ぶだけの、のんびりとした風景が広がります。
街の規模は小さいですが、必要なものはすべてそろい、両替所（ドルの扱いが基本）、薬局で虫よけなども買えます。中央広場の近くに10件ほどのツアー会社がならぶ一画がありそこから各ツアーが出発します。
プエルトマルドナドのツアー
私が利用したのはパラダイス・アマゾン・ロッジ、3泊4日でオフシーズンの割引で$320でした。空港送迎、食事とツアーが全部込みでこの値段はかなりお得だと思います。ハイシーズンはオプションによりますが$300-$400を見ておくとよいかと思います。プエルトマルドナドの町中にも安宿がありますが、せっかくアマゾンに来たのならばジャングルに泊まった方がよいかと思います。
Home – Paradise Amazon Lodge & AdventureWe are a Peruvian company that offers tours to Puerto Maldonaparadiseyakari.com
場所はこちら。各ロッジはシャワー、トイレつき（当然お湯はでません）。電気が使えるのは17:00-21:00でWIFIはジャングルですのでありません。
Paradise Amazon Lodge & Adventure · Rio Bajo, Margen Izquierda, Puerto Maldonado 17001 ペルー★★★★☆ · ロッジmaps.app.goo.gl
ツアーは天候次第ですが、施設内にあるジップライン（高台からジャングルを見渡す）、ワニを探すナイトツアー、タンボバタ自然公園をめぐるツアー、ナイトウォーク、ピラニア釣り、アマゾンの先住民の家への訪問、カラフルな鳥（泥を食べるクレイリック）を見るツアーと充実した内容でした。わたしは利用していませんがアヤワスカセレモニーも対応しています。
まとめ
アマゾンは9か国にまたがります。本記事ではペルー・アマゾンについて紹介しましたがクスコやリマとセットで回りやすい点、物価が安い点、英語でまわれる点が特徴です。ペルー側にはイキトスとプエルトマルドナドの二か所がメインのアマゾンの観光地ですが、それぞれ人気ジャングルと素朴なジャングルという特徴があります。好みに合わせて選ばれるとよいかと思います。
ペルーでは「アストリッド・イ・ガストン」（リマのめっちゃおいしいレストラン）などに勤務した著者がアマゾンについて食材という視点で書いたエッセイ、アマゾンに行きたくなります。
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